一期一会の心と名物の味を受け継ぐ ― 文化文政の頃、若狭ものを扱う魚問屋に始まり、御所出入りの料理屋へ。茶懐石の出張料理を俵屋などの名旅館へ納めた時代を経て、現在は六代目が200余年続いた暖簾を守る。代々受け継がれてきた一子相伝の味の中でも白味噌雑煮、ぐじの酒焼きは逸品と名高い。料理はコースのみ。