茶の湯に息づくもてなしの心 ― 昭和の初めに湯木貞一が起こした料亭「吉兆」。「京都吉兆」は、嵐山の絶景に数寄屋造りの佇まいと庭園を擁する料亭を本店として平成3年独立。三代目総料理長徳岡邦夫さんは、祖父の湯木氏の志「花鳥風月みな料理なり」に沿い茶の湯のもてなしの心を忘れず、時代に即した料亭を追求する。